ダイハツ
ダイハツ工業(通称:ダイハツ)は、日本の自動車業界において「軽自動車および小型車(コンパクトカー)のスペシャリスト」として独自の存在感を放つメーカーです。
歴史や特徴、代表的なモデル、技術の強みまで、ポイントを分かりやすく整理してご紹介します。
1. ダイハツってどんな会社?
- 日本で最も古い歴史をもつ発動機メーカー1907年(明治40年)に大阪で「発動機製造株式会社」として創業したのが始まりです。「大阪の発動機」を縮めて「大発(ダイハツ)」と呼ばれるようになり、それがそのまま社名になりました。
- トヨタグループの中核(完全子会社)2016年にトヨタ自動車の完全子会社となり、グループ内では主に「軽自動車や小型車の開発・製造」を担当しています。トヨタの「ルーミー」や「パッソ」などもダイハツが開発・生産を手掛けたOEM車(あるいは共同開発車)です。
2. ダイハツの代表的なクルマ(現行・人気モデル)
日常の買い物や通勤から趣味・仕事まで、生活に密着した幅広いラインナップを取り揃えています。
| カテゴリ | 代表車種 | 特徴・ポイント |
| 超人気ハイトワゴン | タント (Tanto) | 助手席側の柱(ピラー)がない「ミラクルオープンドア」が特徴。小さなお子様がいるファミリーや高齢者に大人気。 |
| 定番軽ハイトワゴン | ムーヴ (MOVE) / キャンバス | 長年愛されている主力モデル。デザイン性の高い「キャンバス」はレトロでおしゃれなルックスで女性層を中心に大ヒット。 |
| 超高コスパ・ベーシック | ミライース (Mira e:S) | 低価格・低燃費を徹底追求した「第3のエコカー」。毎日の通勤や営業車として根強い支持を得ています。 |
| SUV / 遊び心 | タフト (TAFT) | 四角くタフな見た目と、天井がガラス張りになる「スカイフィールトップ」が標準装備された軽クロスオーバー。 |
| 本格オープンクーペ | コペン (COPEN) | 軽自動車でありながら本格的な電動開閉式ルーフを備えた2シーター・スポーツカー。外装パーツを着せ替えできる画期的な仕組みも。 |
| 働くクルマ(商用) | ハイゼット (HIJET) | 日本の農業・配送・建設現場を支えるロングセラーの軽トラ&軽バン。近年は電気自動車(BEV)モデル『e-ハイゼット』などの電動化も推進されています。 |
3. ダイハツの技術・強み
- パッケージングの巧みさ(小さなボディに広い空間)軽自動車の規格(全長3.4m以下・全幅1.48m以下)という厳格な制約の中で、限界まで車内空間を広げる設計技術に長けています。
- DNGA(Daihatsu New Global Architecture)車両のプラットフォーム(基盤)を刷新する次世代の車づくり思想。車の軽さや剛性を大幅に向上させ、走りやすさや乗り心地を底上げしています。
- 安全技術「スマートアシスト(スマアシ)」ステレオカメラなどを使った衝突回避支援システムをいち早く軽自動車に普及させました。
4. 歴史に残る名車たち
- ミゼット(Midget)1950年代後半に登場した3輪の軽トラック。「街のヘリコプター」と呼ばれ、昭和の高度経済成長期を象徴する大ヒット車になりました。
- シャルマン / シャレード1970年代〜80年代にかけて「リッターカー(1,000ccクラス)」という市場を開拓し、コンパクトカーブームの先駆けとなりました。
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